「ポリフェノールは黒酢の3倍」
バルサミコは日本ではテレビの「料理の鉄人」で知られるようになったイタリアの高級調味料ですが、もとは「バルサム(外用薬の香油)」という言葉に由来しています。つまり以前は貴族やお金持ちの薬として用いられていました。
グルメな食品として認知されるようになったのは約200年前からです。バルサミコ酢は主にイタリア北部・モデナ地方で11世紀から作られている伝統的な醸造酢で、熟成期間を経た本物のバルサミコ酢は香りたかく殺菌作用に優れています。長年熟成させることにより、とろみがでて、深い色になり、まろやかな味と香りがでて、今でも貴重な高級調味料として珍重されています。
また、バルサミコ酢は美味しいだけでなく栄養価の点でも優れていて、抗酸化作用があるといわれているポリフェノールは黒酢の3倍以上含まれています。
『ラ・ヴェッキア・ディスペンサ』のバルサミコ酢はトレビアーノ種のぶどうのモスト(果汁)を、何年もの間、カシ、クワ、クリ、桜、セイヨウハクバシン(ジュニパー)などの木樽で寝かせることにより、さまざまな香りや風味が深まった貴重なものです。
バルサミコ酢の製造工程は単純ではありますが、発酵時間や発酵場所により微妙な違いが出るデリケートな製品です。『ラ・ヴェッキア・ディスペンサ』では熟練職人が秘伝の製造方法を受け継いで宝石のようなバルサミコ酢を造っています。
バルサミコ酢の本場イタリアでは、ぶどうの品種から製造工程まで細かい規定があります。これはUSDAオーガニックの認定を受けた商品です。魚や肉料理に使っていただきますと、こくが出ます。
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